🎹 小さな手から、大きな音楽の扉へ
──AMADEUS音楽塾が大切にしている“ピアノの始めどき”のこと
〜今、大切にしたい“音楽との出会い方”について〜
「3歳でもうピアノを始めてる子がいる」
「お友だちは発表会に出ているのに、うちはまだリトミックだけ…」
「うちの子も早くピアノをやらせた方がいいのでは?」
…なんだか、ちょっと焦りますよね。
「うちも何か始めないと…」
「音楽、興味ありそうだし、ピアノかな?」
そんなふうに思う方も少なくないかもしれません。
でも、ちょっとだけ立ち止まって、こんなことをご一緒に考えてみませんか?
ピアノの始めどき、実は“世界基準”では違うんです。
日本では「早ければ早いほどいい」という風潮が強くありますが、実はドイツやオーストリア、フランスなどの音楽教育の本場では、ピアノを本格的に始めるのは6〜8歳が一般的。
「えっ、そんなに遅くて大丈夫なの?」と思われるかもしれませんが、心配はいりません。
ヨーロッパの子どもたちは、小さいうちは歌ったり、リズム遊びをしたり、楽器を鳴らしたり…とにかく“遊びながら音楽と仲よくなる時間”を大切にしているんです。
そして、いよいよ“ピアノを弾きたい!”という内側からの動機が芽生えたときに、すっと楽器へと進んでいく。
──その方が、実は伸びるんです。
“遅れてる”のではなく、“育ってる最中”。
その視点があると、ちょっと心がほっとしますよね。
実は「脳」と「手」は、まだ準備ができていません
発達心理学や神経科学の視点から見ると、3〜4歳はまだ「手の細かい動き」や「左右の連携」などが発展途上の時期。
ピアノは両手で別々のことをするうえに、楽譜も読んで、リズムも合わせて…という“高度なマルチタスク”です。
たとえるなら、補助輪なしの自転車にいきなり乗せるようなもの。
「乗れるようになるかも」ですが、怖かったり、転んだり、音楽が“苦手”になってしまう子も…。
音楽との最初の出会いが「しんどい練習」になってしまったら、もったいないですよね。
今、大切なのは「音楽で遊ぶ」こと。
AMADEUS音楽塾では、1〜3歳の子どもたちにリトミックやリズム遊び、音感あそびをたっぷりと体験してもらっています。
たとえば──
・ピアノの音に合わせてお散歩ごっこをする
・カラフルな布を使って音に合わせて動く
・太鼓や鈴を鳴らしてリズムでコミュニケーションする
こうした活動が、耳・身体・こころを総動員して音楽の土台を育てていくのです。
そして何より、「音楽って楽しい!」という原体験が、将来のピアノ学習を**“ワクワクするもの”**に変えていきます。
「早く始める」より「正しく始める」──それが私たちの願いです。
AMADEUS音楽塾では、“子どもの発達にとってベストなタイミング”でピアノを始められるよう、講師がしっかり寄り添っていきます。
お子さんの様子を見ながら、無理のないステップで音楽の世界を広げていく。
焦らず、比べず、その子だけの歩みで。
「でも…うちの子、もうピアノ弾きたがってて」
──もちろん、その場合は丁寧に向き合います!
大切なのは、「どこから始めるか」より、「どう始めるか」。
さいごに
私たちは、AMADEUS音楽塾を「音楽のある子育て」を楽しめる場所にしたいと願っています。
お子さんが音楽を通じて笑顔になる瞬間を、一緒に喜びたい。
そのために、保護者の皆さまの想いにも、寄り添い続けたいと思っています。
焦らなくて大丈夫。
ヨーロッパでも6歳スタートが普通。
そして、音楽は“出会い方”がすべてです。
どうぞご安心ください。
私たちが、子どもたちとともに、音楽の旅を歩んでまいります。
ぜひご一緒に、音楽のある子育てを楽しみましょう。
ピアノの始めどきについて、より詳しく知りたいかたは、こちらをお読み下さい。
科学的研究例とともに解説しています。
当教室の、ピアノ導入へいたるロードマップも紹介しています。